グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ



HOME >  院内報『おひさま』 >  おひさま 第12号~最近小学校の先生とお話して/ダニから身を守る!~

おひさま 第12号~最近小学校の先生とお話して/ダニから身を守る!~



かさい先生のお話【最近小学校の先生とお話して】

小学校の先生とたまたまお話しする機会がありました。最近の小学校では姿勢の維持ができない児童が増えていて非常に危惧しているとのことでした。つまり、体をくねくねしたり、足をぶらぶらして落ち着いて座っていられない、すぐ床に寝そべってしまう、座っていても机に突っ伏してしまうようなお子さんたちです。確かに姿勢を維持できないお子さんは発達の特徴を持っているお子さんに多くみられますが、一般的な発達のお子さんでも多くなって困っているようです。別に少々姿勢が悪くても問題ないのではと思われるかもしれません。しかし、姿勢の維持は学習面に大きく影響しています。その先生は、小学校に入学して姿勢が悪いとまず授業にならないとおっしゃっていました。つまり小学校に上がる段階で学習する前の基礎、学習に耐えうる体がまだ準備できていないと言うことです。姿勢を自然に維持できなければ、姿勢が悪くなり疲れやすくなります。疲れやすくなれば、40~50分の授業を受ける集中力が持続しません。集中力がなければ、意欲を持って効率的に学習することができません。今は一流のスポーツ選手でも体幹や基礎トレーニングが大切で一生懸命取り組んでいます。高度な技術ができるためには、基本ができていなければ伸び白が少ないと言えるでしょう。親が「じっとしてなさい」「しゃきっとしてなさい」と注意や緊張させて意識的な姿勢の維持を促すのでなく、学校に上がるまでに自然に姿勢の維持ができ長時間の学習に耐えうる体作りが大切だと思います。最近小児科の学会の啓発で「遊びは子どもの主食です」と言うポスターがあります。まさにその通りで、子どもは遊びながら筋力やバランス感覚など、体をつくって脳を発達させていく、基礎中の基礎と言えます。私たちの生活は便利になっています。ちょっとしたことで車を利用し歩くことが少なくなり、子どもの遊びも体を使わない視覚や指先だけのゲームをする機会が増えています。体を使わないことが日常となり、知らず知らずのうちに子どもの体は退化して、脳の発達を妨げているような気がしてなりません。それが今現場で小学校の先生方が感じている現象なのでしょう。小学校に上がるまでに、学習うんぬんよりも授業に耐えられる、体作りが大切だと感じます。それがのちの高度な学習能力につながっていくのではないでしょうか。

スタッフによるコラム【ダニから身を守る!】

毎日、暑さの厳しい日が続いていますね。みなさん熱中症や夏バテ予防はされていますか?ついつい暑さに負けて生活がだらけてしまう時期ですが、今回はこれから秋に向けて増えてくるダニの糞や死骸についてお話しします。
みなさんダニと言えば、暑くなり始める5月や湿気の多い梅雨の時期を想像されるかと思います。が、実はこれからの季節もダニの糞や死骸でアレルギー症状が出る方がいらっしゃいます。5月頃はダニの繁殖時期と言われ、ダニが繁殖することによりダニ刺されが多くなります。秋口はその大量に繁殖したダニの糞や死骸が原因でアレルギー症状が出るのです。そこでダニの糞や死骸の多い場所、除去の仕方例をお伝えします。

ダニの多い場所

  • 小さなホコリの中
  • 布団やマットレスの中
  • ソファーやじゅうたん、カーペットの中
  • たんす、引き出しの中

ダニの死骸や糞の除去の仕方例

  • クッションやぬいぐるみ、敷き布団の天日干し
  • 布団は洗えるなら丸洗い
  • 掃除機で吸わせる(同じ箇所に30~40秒あてると良い)
  • 部屋の大掃除
日本の住環境はダニが発生しやすい環境と言われています。年間を通してダニ対策をすることが大切です。ダニに刺されて痒くて来院されるお子さまもいます。刺されて日にち薬で済めばいいですが、ダニによってひどいアレルギー症状が出るようになると本当に辛いと思います。
日頃からダニの住みにくい環境になるように、ぜひダニの死骸や糞の除去例を参考にしてみてくださいね。夏休み、お子さまと一緒に大掃除してみるのはいかがですか?(^O^)