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おひさま 第102号~1ヶ月健診は小児科で/赤ちゃんのオムツかぶれ ~



おくむら先生のお話【1ヶ月健診は小児科で】

今年度から生後1ヶ月健診に公費による補助がでるようになります。(岐阜県内では岐阜市のみでませんが・・・)
これまで4ヶ月健診、10ヶ月健診、1歳6ヶ月健診、3歳児健診は個別、集団の違いはあるものの公的なものとして、無料で行われてきました。1ヶ月健診のみ有料で、産婦人科でお母さんの健診のついで的な感じで行われていることが多かったように思います。これが「母子保健医療対策総合支援事業」で、乳児の健康の保持及び増進を図るために講じる措置の一つとして、補助がでて、さらにお母さんとは別で、小児科でも健診ができるようになります。

そもそも1ヶ月健診とは、生後1ヶ月頃の赤ちゃんの発育状況を確認するための健診です。時期的には生後28日から41日の間に受けるのが理想的です。1ヶ月健診では主に身体発育状況の評価、栄養状態の評価、疾病及び異常の有無について確認、新生児聴覚検査・先天性代謝異常症検査の結果確認、ビタミンK2投与状況の確認、育児相談を行います。小児科でうけるメリットとしては、小児科医はこどもの専門医で、こどもの成長、発育や病気に関して専門的知識や豊富な治療経験があります。赤ちゃんを、はじめから、継続して、小児科をかかりつけとして受診できる、さらに生後2ヶ月から始まる予防接種の説明や予約も入れることができます。

当院でも1ヶ月健診を小児科でやって良かったと思っていただけるようなものにしようと色々、計画中です。最初から完璧なものは無理かもしれませんが、お母様たちのニーズに応えられるよう、徐々に改善して、いいものにしていきたいと思っております。
これから出産をひかえている保護者の方々、赤ちゃんの1ヶ月健診を小児科でうけてみませんか。

スタッフコラム【赤ちゃんのオムツかぶれ】

オムツかぶれは大多数の赤ちゃんが一度は経験する悩みです。オムツかぶれは、うんちやおしっこの刺激でお尻に炎症ができるトラブルです。赤ちゃんの肌は薄くて角質層のバリア機能が未熟、外部刺激の影響を受けやすい特性を持っているためオムツかぶれを起こしやすくなります。

オムツかぶれのサイン

肛門の周りがうっすらと赤くなってきたらオムツかぶれの初期の症状のサインです。
悪化すると赤みや湿疹をともない、ただれて範囲が広くなります。お風呂のお湯、おしっこがしみるため入浴や、排尿のたびに痛がります。
さらに悪化するとただれた部分に水疱ができてジュクジュクした傷になると痛みもひどく、うんちするのを我慢して便秘になってしまう事もあります

オムツかぶれが起こりやすい原因

ゆるめの便が1日数回でている。または下痢の時。
外出時など長時間オムツを替えなかった時。
高温多湿になる季節 (特にオムツの中は蒸れやすく、夏場は注意です!)

おむつかぶれにならないよう気をつけること

オムツかぶれのケアは清潔、乾燥、保護がポイントです。 
清 潔 赤ちゃんがおしっこ、うんちをしたらこまめにオムツを取り替える
乾 燥 肌が濡れた状態でオムツをはかせると蒸れてかぶれやすくなるのでおしりをよく乾かしてから新しいオムツをはかせましょう。
保 護 おしりを清潔にした後は保湿剤で肌を保護します。
うんちを拭きとるのが大変なときはぬるま湯を入れた霧吹きを使って流したり座浴やシャワーを使ってもOKです。その後は柔らかいタオルで水分をとってあげましょう。オムツが汚れているとオムツかぶれが悪化するのでこまめに替えましょう (特にオムツの中は蒸れやすく、夏場には注意です)

大切なお子様のおしりをお父さん・お母さんで守ってあげましょう!