グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ



HOME >  院内報『おひさま』 >  おひさま 第15号~インフルエンザワクチン/診察をスムーズに行うために~

おひさま 第15号~インフルエンザワクチン/診察をスムーズに行うために~



おくむら先生のお話【インフルエンザワクチン】

インフルエンザワクチンの予防接種が開始になりました。今回はインフルエンザワクチンに関する豆知識です。
インフルエンザワクチンは・・・
不活化ワクチンです。インフルエンザワクチンを接種したら1週間は他のワクチンは接種できません。他のワクチンと同時接種することは可能です。

インフルエンザワクチンは・・・
生後6か月から接種可能です。
生後6か月以上3歳未満のお子様は1回0.25mlを1~4週間間隔で2回接種。
3歳以上13歳未満のお子様は1回0.5mlを1~4週間間隔で2回接種。
13歳以上のお子様は1回0.5mlを原則1回接種。
インフルエンザワクチンは・・・
卵を使用して作られていますが、卵の成分はわずかに含まれるのみです。食パンなどの加工品を食べても症状のでないお子様であれば接種できます。アナフィラキシーを起こすお子様は接種できません。
インフルエンザワクチンの効果は・・・
接種後2週間から、およそ5か月ほど持続するとされています。
インフルエンザワクチンの効果は・・・
発症を100%防ぐものではありません。年齢が低くなるほど抗体は上がりにくいと言われています。ただ、インフルエンザに感染した時、症状が軽くすむかもしれません。
インフルエンザワクチンの副反応は・・・
発熱、頭痛、悪寒、接種部位の発赤・腫脹・疼痛などを認めることがありますが、数日で症状はひいてきます。
重大な副反応としては、まれにショック、アナフィラキシー(蕁麻疹+呼吸困難など)がありますが、接種後30分以内に生じることが多いです。

また他の予防接種と同様に、体調の悪いお子様(37.5度以上の発熱など)、1か月以内に生ワクチン、1週間以内に不活化ワクチンを接種したお子様は接種できません。

スタッフによるコラム【診察をスムーズに行うために】

風邪が流行する季節がやってきました。お子さまが病気で食欲が無かったり、機嫌が悪かったりすると親としても心配ですよね。そこで今回は診察をスムーズに行えるように家で確認できること、診察前に準備していただくことを挙げてみました。

【家で確認する事】

  • 吐気がある時はあらかじめビニール袋や桶、汚れてしまった時のために着替えなど準備しておくと良いでしょう。
  • 代理の人(おじいちゃん・おばあちゃん)がお子様をつれて来るときには症状を伝え、お薬手帳を持参しましょう。
  • 水痘やおたふく等の伝染病の疑いがある時は必ず始めに受付に声をかけて下さい。

【診察前に気をつけること】

  • 待合室では大きな声での会話は控えましょう。
  • オムツ交換は指定の場所で替えましょう。
    特に下痢症状や便の様子が違う場合は、便を介して伝染する事もあります。手洗いも忘れずに。
  • 咳、くしゃみ症状があるお子様は、可能ならばマスクをつけましょう。
  • 院内で嘔吐があった場合は、受付に声かけて下さい。
  • 診察前に飲食をしない。
(診察時に物が口に入っていると、嘔吐したり、気管に入って窒息したりする事があります。授乳の場合は、なるべく家で授乳をして、時間が経っている時に診察する方が良いでしょう。)
  • 抱っこ紐からおろし上着を脱がせ、ボタン、肌着のヒモをはずしておくとスムーズに診察が受けられます。
  • 事前にweb予約がとれる小児科が多くなってきました。症状が落ち着いていればわざわざ混み合っている待合室で待たなくても、家でゆっくり休んで予約時間に間に合うように受付しましょう。また、熱が3~4日と続いたり、水分が摂れず、何回も嘔吐がある時は、検査や点滴をしたり、紹介状を持って病院へ行って頂く事もあるので時間に余裕をもって早目に受診しましょう。