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おひさま 第21号~子どもの発達とこころに関する本/靴のサイズは合ってますか~



かさい先生のお話【子どもの発達とこころに関する本】

奥村先生にお願いして、少し前からクリニック待合室の一角に「葛西文庫!?」の本棚を設置してもらいました。小児科医として子どものこころと発達に興味を持ってからコツコツと勉強してきた私物の本の一部です。
私たち大人は、子どもに「勉強しなさい」とよく言っているわりに、大人は子どものことを勉強しているのだろうか?と外来をしていながら感じます。特に、こころと発達の分野はお子さんの発達、本人の性格、家族背景、学校や幼稚園・保育園などの集団生活の様子など様々でこれがこの子に正解と言う答えは決して簡単ではありません。簡単であれば、これほど社会で深刻になっていないでしょう。外来診療で問題を抱えたお子さんのその後の様子をみていくと、親御さんがどれだけ向き合って子どものことに関して勉強し、関わってあげたかによって、お子さんは良い方向に向かっています。

日本の教育では私たち親世代は、子どもの育て方はもちろん教えてもらっていませんし、学校では答えのある勉強しか教えてもらっていません。そのため親御さんは正解がはっきりわからないと不安で仕方がない感じがします。実際、社会では答えのない問題がほとんどで、子育ての問題は最たるものです。いろんな本を読んだり、相談したり、講演会など勉強に出掛けて、正解のない問題に、その子に合った少しでも正解に近い答えを見つけていかなければならないのではないかと思います。医学ですべてわかっているものではありません。医学だけでは解決できないことも多いです。誰も教えてくれないなら、子どものために親が勉強して手間暇をかけてあげなければならないのではと思います。
お子さんについての勉強をお父さん、お母さんが少しでもできればと思っています。待合室に置いてある本は読みやすい本を中心に置いていますが、それ以外にもたくさんありますので気軽に相談してみてください。本の貸し出しもおこなっています。親も勉強している姿を子どもに示すことも大切なのではないでしょうか?
僕自身、今でも出来る限り新たな知識を吸収できるように勉強している日々です。

スタッフによるコラム【靴のサイズは合ってますか】

お子さまの足とお子さまが今履いている靴のサイズは合ってますか

春になり、外で遊ぶ時間が増えたお子さまも多いことと思います。今回は皆様のお子さまの靴の選び方を振り返って頂ければと思います。皆さま、お子さまの靴を選ぶとき、何を最優先に選ばれていますか?
足のサイズ・クッション性・耐久性・値段・・・いろいろありますよね!
子どもはすぐに成長するので、買い替えるのが勿体ないから少し大きめでもいっか、となることはありませんか?
『足』は大小28個の骨、筋肉、靱帯、神経等からできています。大人と同じ様な骨になるまで16~17年かかると言われています。なので、成長期にあるお子さまの足を守る靴選びはとても重要です。

小さかったり、足の形に合わない靴は足の成長を阻害してしまいます。また、大きすぎる靴は動きにくいため、子どもの行動範囲を狭めてしまいます。3、4ヶ月に1回はお子さまの足の大きさと靴が合っているかを確認してあげると良いですよ。
例えば、お子さまの足の大きさが15.0cmで、16.0cmの靴を履かせた場合、大人で考えると、足のサイズが23.0cmの方が24.5cmの靴を履くのと同じことなのです。そう考えると、いかに大きさの合わない靴が子どもにとって大きな負担になるかが分かるかと思います。
靴選びのポイントとして
  • 激しい運動しても足がずれない靴、もしくはマジックテープの靴
  • 激しい運動にも耐えられる、つま先やかかとをしっかり保護してくれる靴
  • 蒸れにくい通気性の良い靴
  • つま先に十分余裕のあるサイズ
  • 底の踏付部分が曲がりやすい靴

お子さまは常に成長しているので、頻繁に靴を替えるのは大変だとは思いますが、靴を選ぶ時には、少しでもお子さまが気持ちよく思いっきり動き回れるようにと
考えて靴を選んであげてくださいね★