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おひさま 第50号~10月から変わります / 災害に備える防災グッズ~



おくむら先生のお話【10月から変わります】

10月からいくつか予防接種の制度が変わります。

その1-これまで任意接種だったロタウイルスワクチンが定期接種になります。

ロタウイルス感染症は冬から春先にかけて流行するウイルス性胃腸炎です。みなさんはノロウイルスのほうがききなれているかもしれませんが、ノロウイルスの何十倍も苦しい胃腸炎です。ノロは2~3日で落ち着きますが、ロタウイルス胃腸炎は3~4日間発熱・嘔吐が続き、下痢は1~2週間と経過が長く、症状も重症になることが多いです。お子様の場合1週間で体重が1減ってしまうこともあります。特効薬はないので、脱水にならないようこころがけ、水分がとれないようなら点滴をして、症状がなくなるのを待つしかありません。これまでは任意接種で3万円弱くらいの費用がかかりましたが、8月1日以降に生まれた子は、定期接種となり無料で接種できます。ロタウイルスワクチンが登場してから、ロタウイルス胃腸炎で入院するお子様が激減しています。

その2-接種間隔が変わります。

ワクチンは生ワクチンと不活化ワクチン、2種類に分けることができます。生ワクチン(麻疹・風疹、水痘、おたふく)接種後、4週間予防接種がうてないのはこれまでと変わりありませんが、不活化ワクチン接種後、これまで1週間あけないと他のワクチンが接種できなかったのが、10月1日より、翌日からでも接種できるようになります。同じワクチンどうしの接種間隔は変わりませんが、例えば日本脳炎をうった翌日にインフルエンザワクチン接種が可能になります。同時接種に関しては変更点はなく、どの組み合わせでも、いくつでも同時接種することができます。

スタッフコラム【災害に備える防災グッズ】

近年、様々な地域で地震や豪雨被害など季節を問わず自然災害が発生しています。自分の住んでいる地域がいつ自然災害に見舞われてもおかしくない状況にあります。
9月1日が《防災の日》、9月9日が《救急の日》と言う事はご存知でしたか?
ご家庭でも準備をする意識が高まっている事と思います。そこで今回は防災の第一歩と言える避難用「防災リュック」の準備についてまとめてみました。女性が持って逃げられる重さはだいたい10kg程度と言われます。特に小さなお子さま、赤ちゃんを抱っこして避難する事になったら、あと何kg荷物を持てるでしょうか。これらの事から自分の家族に必要なものを厳選して、避難するときにすぐ持てるように廊下や、玄関に置いておきましょう。そして準備ができたら一度背負って確認してみるのも良いでしょう。

非常用袋に入れると良いもの

すぐに食べられる食品(お菓子・飴)、飲料水、割り箸、紙皿、紙コップ、ラップ、アルミホイール、ブランケット、ラジオ、電池、ガムテープ、携帯用トイレ、レジャーシート、雨合羽、タオル、小銭を含む現金、重要書類(保険証・免許証、母子手帳等)軍手、ゴミ袋、マスク、マウスウオッシュ、ティシュ、ウエットティシュ、救急セット、使い捨てカイロ

乳幼児がいる場合

ベビーフード、液体ミルク、オムツ、おしりふき、抱っこひも、薬、着替え(多めに)、おやつ、お気に入りのおもちゃ

特に乳幼児は成長が早いため、最低でも半年に一度は中身を見直す事がお勧めです。備えあれば憂いなし!!
各家庭で、避難場所の確認なども含めて今一度話し合いをしておきましょう。