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おひさま 第58号~ コロナウイルスワクチンへの協力 / 読書の効果 ~



葛西先生のお話【コロナウイルスワクチンへの協力】

クリニックの医師は2人とも小児科医ではありますが、今回ご高齢者のコロナワクチン接種に協力をすることにしました。小児科クリニックなので普段は子どもとお母さん・お父さん(たまにはおじいちゃんやおばあちゃんが孫を連れてこられることもありますが)がメインの空間です。しばらくはおじいちゃん・おばあちゃんが以前より多く受診され少し違和感があるかもしれません。また、おじいちゃん・おばあちゃんにも小児科のクリニックなので、待合室は内科とは異なり子どもたちが騒がしくしていることが常であることはご了承ください。スタッフも普段お子さん、お母さん・お父さんの対応には慣れていますが、ご高齢の方の対応には不慣れな面が多く、不手際があるとは思いますが、お許しいただきたいと思っています。
小児科は大人の診療科と異なっています。大きな病院に勤めていたころ、救急を担当する内科の先生からは「子どもは、症状を訴えてこないからよくわからない」とよく言われます。小児科医からするとご高齢者や大人のほうが難しいと思っていますが・・・。小児と大人の大きな違いは、子どもは見た目でわかりやすい、パッと見て重症度がほぼわかります。本来子どもは病院や医師は怖くて泣くことが多いです、診察時に泣かない、注射の時に泣かないお子さんは要注意です。あと小児は病気がシンプルであることです。子どもは単独の病気で受診されることが多数で、大人特にご高齢の方のように複数の病気、例えば糖尿病、高血圧、心疾患、脳血管疾患、がんなど・・・とたくさんのお薬を飲まれている方が多くおられます。普段小児科では処方することがほとんどない薬なので、小児科医にとってはご高齢の患者さんの状況を理解するのに時間がかかります。ご高齢者に慣れてはいませんが、医師としてワクチン接種に協力し、可能な限り安全におこなえるように心がけていきます。

今、子どもたちは園や学校で、マスクをつけ登園・登校し、給食の時に友達と楽しく会話もできず、遠足や修学旅行、運動会など様々な行事や活動を制限され我慢しています。コロナ禍の以前に比べて、心身の不調を訴えて受診するお子さんが明らかに増え、当院のカウンセリングもいっぱいいっぱいになっています。ご高齢の方や大人のワクチン接種に貢献することによって、コロナウイルス感染が終息し、子どもたちの活動制限もなくなって、以前と同じように子どもたちの元気な姿が見られる日が早く来ることを願っています。

スタッフコラム【読書の効果】

先日、東海地方でも梅雨入りが発表されました。新型コロナウイルスの影響もあり、お家時間が増えたことと思います。その中で、お家の中で何ができるだろう?と考えた時に、気軽に親子でできる事と言えば本を読むことではないでしょうか。そこで、読書の効果について調べてみました。

効果

集中力がつく
本を読むことは、文字を追い続けるので、テレビや漫画に比べるとかなりの集中力が求められます。読書をすると、集中力が養われて、脳にも良い影響を与えます。
想像力がつく
文字を読むことで、文字から場面や気持ちを想像することが出来るので、想像力が豊かになります。物語を通して、登場人物の気持ちに共感したりすることで、知らない世界や人の気持ちを想像できるようになります。
読解力や語彙力がつく
多くの単語や漢字に触れるので読解力が身につき、語彙力が高まることも読書の効果的の1つです。本を読んでいると、普段使わないような言葉に出会うこともあり、新しく知った言葉の意味を調べていけば、自然と語彙力が鍛えられます。
その他にも、表現力が高まる、知識を得ることができる、心が穏やかになるなど、本を読むことはいいことばかりです。

読書を習慣にさせるには・・・

まずは、お子さまの興味を持つものから選択をするといいでしょう。読書嫌いにさせないためには、本人が読みたいものを読ませる、面白いと思うものを読むように促すのが1番です。また、身近に本がある環境作りをすることが大切です。新型コロナウイルスの影響もありますが、図書館や本屋に行ったり、親も読書をする時間を作ると、子どもも真似ていきます。それに、本の読み聞かせはまだ字が読めない小さなお子さまにするものだと思われがちですが、小学生のお子さまにすることで、親子のコミュニケーションの時間を増やし、本について感想を話し合うことでお子さまの気持ちや考えを知ることもできます。

お家時間を、ゲームやタブレットで過ごす時間ではなく、親子で本を読む楽しい時間に変えてみませんか。