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おひさま 第7号~インフルエンザで思うこと/幼児期のおやつ~



おくむら先生のお話【インフルエンザで思うこと】

今年は例年より早くインフルエンザの流行が始まり、そろそろピークは過ぎたのかな・・・と思います。最近のインフルエンザで思うこと・・・
インフルエンザ自体は高熱がでて、えらいけど、数日ゆっくり休んでいれば薬がなくても治ります。10数年前まではタミフルやリレンザなどの抗インフルエンザ薬がなかったので、みんな寝て治るのを待っていました。検査もなかったので、流行期に高熱がでたら、たぶんインフルエンザだねってお話ししていました。いつから今みたいに熱が出た、それ検査だ!それ薬だ!っとなってしまったのでしょうか・・・

小さいお子様だと心配だと思いますが、小学校、中学校の学童であれば、あわてる必要はありません。高熱が出たからと言って、あわてて救急にかかって何時間も待合室の椅子で・・・なんてしているよりも、呼吸困難、痙攣、意識障害がなければ一晩自宅でゆっくり休んで、翌日受診で十分です。
検査も必ずしも必要ではありません。学校の先生にすぐ検査してきなさいと言われることが多いようですが、インフルエンザと診断して、薬をだすのに、検査は必ずしも必要ではありません。クラスの流行状況、家族にインフルエンザの人がいるのかいないのか、症状で、インフルエンザとして処方することはいくらでもあります。感染力は強いので、検査してようが、していまいが、疑わしければ、友達にうつさないように、学校をやすめば問題ないのではないでしょうか。
毎年冬になると、学校もマスコミも、インフルエンザ、インフルエンザと騒いで、あおります。そろそろ落ち着いて、正しい知識をみにつけて、どう行動するのがいいのか、考え直してもいいのではないでしょうか。

スタッフによるコラム【幼児期のおやつ】

「おやつ=お菓子・スナック菓子」と思っていませんか?また、糖分の多く含んだ飲み物を摂りすぎていませんか?おやつは本来3回の食事で補いきれない栄養素を補うためのものなのです。

幼児期(2歳~5歳児)は身体が小さい割に多くのエネルギーが必要となります。お子様は活動量が多いことに加えて、体もぐんぐん成長しているからです。
(幼児期のお子様は1日に必要なエネルギー量が1200~1400kcalとされています)
しかし、1日3回の食事では補え切れない場合もあります。そんな時に必要となるのがおやつです。

どんな栄養をとればいいの?

不足しがちな栄養素は大きく分けて以下の4種類です。

※カルシウム…丈夫な骨や歯を作るのに必要。
(牛乳・乳製品・小魚・豆類・海藻など)

※たんぱく質…体の土台をつくるのに必要。
肉や魚、卵や乳製品などの動物性たんぱく質。大豆製品など植物性たんぱく質

※ビタミンA…免疫力UP・目の疲れなどを内側から改善するために必要。
(かぼちゃやニンジンなどの色の濃い野菜)

※鉄…血を作るのに必要。
(肉類、卵黄、さかな、スイートポテト、大豆、ほうれん草)

例)蒸しパン・揚げない野菜チップス・アーモンドフィッシュ・おからのクッキー・ドライフルーツ・豆乳プリン など…
 
「おやつ=お菓子・スナック菓子」ではなく、お子様の健康的な体作りを考え、栄養が多く含まれているおやつに変えてみましょう。