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おひさま 第76号~ 昭和あるある / 新型コロナウイルス PCR検査と抗原検査 ~



葛西先生のお話【昭和あるある】

テキストが入ります。テキストが入ります。テキストが入ります。テキストが入ります。テキストが入ります。テキストが入ります。テキストが入ります。テキストが入ります。

自身が小中学生だった昭和の学校でよく見られた光景があります。授業中悪いことをすると、先生に叱られて、廊下にバケツを持って立たされたり、校庭を走らされたりしたことがあったと思います。自身の年齢や当時の授業態度がばれてしまいそうですが・・・。令和の学校でそのまま行えば明らかに体罰の範疇でアウトでしょう。
しかし、当時の先生方もこのような対応をするとそのあと子どもたちがなんとなく落ちつくということが経験的にわかっていたのかもしれません。廊下にバケツをもって立たされる行為は(子どもに罰を与えようと長時間させていたらダメですが・・・)、刺激の多い教室から刺激の少ない廊下に行くことによって気持ちを落ち着ける、現在言われているようなクールダウンやタイムアウト的な効果があったのでしょう。もう一つの校庭を走ってきなさいと言う行為も、(罰として何十周もヘトヘトになるまで走らせることはアウトだと思いますが・・・)少し前大変話題になった本「スマホ脳」の著者スウェーデンの精神科医アンデシュ・ハンセン先生が書いた「運動脳」の中に答えになるような説明がなされていました。人間はほどよくランニングやウオーキングなど有酸素運動をした後、脳でドーパミンが放出されその濃度がしばらく維持される。そうすると、集中力が増す。したがって、校庭を適度に走った後のほうが、授業に落ちついて集中して取り組めることができているのだと思います。運動も筋トレより心拍数が上がる有酸素運動が脳には良いようです。体罰にはならないように、科学的に現代風に合わせるのであれば、お子さんが教室で落ちつかない様子であれば、静かな場所をいったん用意してあげて気持ちが落ちついてきたら、教室に戻ってもらう。授業に集中できないような様子であれば、軽いランニングやウオーキングを10分程度してから教室に戻って勉強を頑張ってもらうようにと・・・。
精神科医アンデシュ・ハンセン先生の「運動脳」は非常に興味深くADHDに関してのことも書かれています。ADHDの治療薬は脳内のドーパミンを増やす薬が使用されていますが、「運動」はドーパミンを増やす副作用の全くない薬と言っています。自身も外来でADHDのお子さんを診療していると、幼少期から運動にしっかりと取り組んでいるお子さんは、思春期頃には落ちついている方が多いと感じています。

スタッフコラム【新型コロナウイルス PCR検査と抗原検査】

新型コロナウイルスの検査方法には、PCR検査と抗原検査の2つの検査が用いられます。
PCR検査とは、検査したいウイルスの遺伝子を専用の薬液を用いて増幅させ検出させる検査方法です。
抗原検査とは、検査したいウイルスの抗体を用いてウイルスが持つ特有のタンパク質(抗原)を検出する検査方法です。

検査基準は、38度以上の熱が出て6時間程度経った状態です。あくまでも当院の基準ですが、正確な検査結果を出すために、症状発症からある程度時間が経ってから行っております。今冬は新型コロナウイルスとインフルエンザが同時流行するとも言われています。当院では1回の検査でどちらも判定できる検査キットで検査を行っております。ただ、検査をするかの判断は医師になるため、園や学校からの指示で検査を希望する方に関しては自費診療となるのでご注意ください。今後第8波が来ることが予想されています。周りの流行状況や発熱等の症状をみて病院に受診していただくと良いかと思います。